広報紙『学園通信』315号(2015年1月15日号)学長メッセージ

Date:2015.01.15 その他

さらなる向上を

学長 廣瀬 良弘

駒澤大学 学長 廣瀬 良弘新春を寿ぎ、皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。さて、昨年の本学には、「上向き」の風を感じることができました。硬式野球部は26季、13年ぶりに東都大学野球秋季リーグ戦優勝、明治神宮野球大会でも13年ぶり5度目の優勝を遂げ、陸上競技部は11月の全日本大学駅伝で、4連覇、通算12勝の最多優勝となり、正月の箱根駅伝の頂点をめざしました。ボクシング部は、仁川のアジア大会で林田選手とOBの清水選手が銅メダルを獲得し、田中選手は国体4連覇を果たし、空手道部も全国大会・世界大会で、男女ともに大活躍しています。

スポーツばかりではありません。学生諸君の健康と早起きを促すためにはじめた100円朝食は好評を博し、各種メディアに報道されて、大学のイメージアップにもなりました。また、入試も志願者を2千人ほど増加させ、受験生向けのオープンキャンパスでは、5日間で、2万人の大台を初めて突破し、一方で、就職力上昇の注目の大学のトップ10に入るなど(朝日新書)、本学全体が上向いてきた感じがします。本年もこの風を受けて勉学・就活・研究に励みましょう。

今日、クールジャパンが強調され、「禅と日本文化」が注目される中で、「駒澤大学開校130周年記念棟」の工事が5月から始まります。平成29年末予定の完成の暁には駒沢公園の森に向けて広がる一層爽やかなキャンパスが実現いたします。しかし、工事中もそれを感じさせない、禅の大学らしく、清潔・シンプル・クール・枯山水・日本庭園・緑・自然をコンセプトとする「美化」を心がけ、落ち着いた学習環境の維持に努めます。