経済学部ITプロフェッショナルクラスの学生が提案したアイデアが商品化へ向けて開発が進められています

Date:2016.02.26 研究・授業
総務部 広報課

経済学部ITプロフェッショナルクラスの学生6人が「知財活用アイデア 全国大会」で提案したアイデアが、株式会社Ucaによって商品化に向けて開発が進められています。

「知財活用アイデア 全国大会」とは、大学生から大手企業等の開放特許を活用した商品アイデアを募集し、支援機関とともにブラッシュアップを図りながら全国大会で競い合い、斬新な商品アイデアの創出を目指すものです。
昨年12月に行われた第2回大会は、埼玉県産業技術センターなどが主催し、富士通株式会社、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)、一般財団法人NHKエンジニアリングシステムが特許を開放し、全国から11大学が参加しました。
詳細は、「知財活用アイデア 全国大会」のホームページをご覧ください。

今回、商品化へ向けた開発が進められている商品は、写真を印刷したバラにスマートフォンをかざすと音声が聞ける「フォトローズ」というもので、結婚式の記念品としての利用を見込んだものです。
これは、富士通の所持する特許で、目に見えにくい読み取りコードを写真に重ねる技術を用いることで、画像の美しさを保ちつつコードを印刷することが可能になりました。

学生たちは富士通から受けた特許の説明をもとに実現可能なものを選定し、世田谷区内のフラワーショップや結婚式場への聞き取り調査を行い、事業計画を組み立てました。
このように、ITプロフェッショナルクラスでは、産学連携を通じ、社会に通じる実践力の育成を目指しています。

※ITプロフェッショナルクラス...大原学園との提携に基づき、大原学園での学習成果をもとに、レポート等の課題を通じて本学での単位を認定します。勉強に打ち込み、基本情報技術者試験等の資格取得を目指す経済学部のカリキュラムです。

「知財活用アイデア 全国大会」の様子
商品化が進んでいる「フォトローズ」