駒澤会Komazawakai

奨学金支給状況・奨学金受給生の言葉

令和5年度 奨学金給付状況について

令和5年度奨学金基金予算は下記理由により、未執行となりましたことをご報告いたします。

未執行となった理由

駒澤大学には、「駒澤大学百周年記念奨学金」と「駒澤大学同窓会奨学金」、「駒澤大学駒澤会奨学金」の3種類の学内奨学金制度が設けられておりますが、令和2年4月より文部科学省が始めた「高等教育の修学支援新制度」による採用者が多く、学内奨学金対象者数が大きく減少し、昨年度に引き続き令和5年度も駒澤会奨学金における奨学生選出に至らなかったため。

近年上記の理由により奨学金を給付できていない状況を鑑みて、大学所管部署と調整し、駒澤大学駒澤会奨学金に係わる規程の改正を進めております。
令和6年度以降は奨学金を給付できる予定ですので、お楽しみに。
駒澤会会員の皆さまにおかれましてはご理解、ご協力の程今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

令和4年度 奨学金給付状況と学生支援について

令和4年度奨学金基金予算は下記理由により、未執行となりましたことをご報告いたします。

未執行となった理由

駒澤大学には、「駒澤大学百周年記念奨学金」と「駒澤大学同窓会奨学金」、「駒澤大学駒澤会奨学金」の3種類の学内奨学金制度が設けられておりますが、令和2年4月より文部科学省が始めた「高等教育の修学支援新制度」による採用者が多く、学内奨学金対象者数が大きく減少し、昨年度に引き続き令和4年度も駒澤会奨学金における奨学生選出に至らなかったため。

また、学生支援の一環として、駒澤大学新図書館の建設事業に対し、駒澤会から500万円の寄付を実施しました。
駒澤会では周年事業寄付の依頼があった際に寄付できるよう2016年度から奨学金予算を年度につき100万円減額した経緯があり、今まで積み立ててきた基金から支出することが令和4年度委員総会で承認されたことにより実施に至りました。
開館にあたり、令和4年10月12日(水)に図書館落慶記念式典が執り行われ、寄付に関しての『感謝状』が贈呈されました。
新図書館内には「駒澤大学駒澤会」の銘板が設置されています。駒沢キャンパスに新たに誕生した図書館で、学生の智がしなやかに育まれることを祈ります。
駒澤会会員の皆さまにおかれましてはご理解、ご協力の程今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

令和3年度 奨学金給付状況と学生支援について

令和3年度の駒澤会奨学生については、昨年度に引き続き、採用基準(所得基準)の見直しおよび国による「高等教育の修学支援制度」拡充により、すべての奨学金申請者が別の学内奨学金に採用されたため、「採用者なし」となりました。

そこで、この度給付に至らなかった奨学金資金で、学生部企画の食料品・生理用品支援プロジェクト第3弾「食べて、学んで、SDGs」を支援することが駒澤会役員会において承認され、実施いたしました。
この支援プロジェクトは11月15日(月)から19日(金)の5日間、駒澤大学記念講堂で開催され、駒澤会からは15日(月)に一戸会長と赤堀副会長、木村副会長が出席し、学生に支援物資を手渡しました。
5日間で2,382名の学生へ支援物資を配付し、その様子はTBSや日本テレビのニュースで取り上げられました。
学生からは「一人暮らしで、アルバイトの時間が減少したので本当にありがたい」といった声が寄せられました。

学生部による詳細の開催報告については、こちらからご確認ください。
駒澤会会員の皆さまにおかれましてはご理解、ご協力の程今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

令和2年度 奨学金給付状況について

昨年度まで「成績優秀者への学業奨励」を目的とし、1人20万円を20名に給付してきた駒澤会奨学金ですが、駒澤大学による奨学金制度の改革により、奨学金給付の目的が「経済的支援を第一とした学業奨励」へと変更になりました。
その上で本年、奨学生の採用選考を行いましたところ、採用基準(所得基準)の見直しおよび国による「高等教育の修学支援制度」拡充の影響によりすべての奨学金申請者が別の学内奨学金における採用にてまかなえる結果となりました。
従いまして、令和2年度の駒澤会奨学金は採用者なしとなりましたことをここにご報告申し上げます。
なお、この度給付に至らなかった奨学金資金につきましては駒澤会役員会において次年度へ繰り越されることが承認されましたことをあわせて申し添え致します。
駒澤会会員の皆さまにおかれましてはご理解、ご協力の程今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

令和元年度 奨学金受給生の言葉

経済学部経済学科 4年 佐藤 帆夏さん

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。昨年度までの勉学の取り組みをこのような形で評価して頂いたことを大変光栄に思います。
 私は決断することを苦手としています。幼いころは単なる好奇心で決断できていたことが、年を重ねるごとにそれまでの経験値から憶測できる最悪の事態を考えては、目の前のどの選択肢にも足がすくむようになりました。しかし、いくら見えない将来のことを不安に思ったところで、それらは一歩踏み出してみなければわからない。だとするならばとりあえず今の自分の気持ちに従ってみよう。そう考えたとき、何カ月も悩んできた就職活動を終わらせることができました。
 そのような考えを持てたのは、過去の自分の決断を振り返ってみたことがきっかけです。高校3年生の進路選択時、大学か専門学校か、この時も見えない未来の事ばかり考え、結局どの道に進みたいのかわからなくなることがありました。しかし、きちんと今を見つめ自分の気持ちと向き合ってみると、最終的には「勉強が好き」「もっと学びたい」という思いにたどり着きました。その結果、私は勉学に励むために大学進学を決意しました。今回、このように自分が好きでやってきた勉強を奨学生という形で認めて頂けたことで、ようやくあの時の決断を誇りに思うことができました。大学4年間で学んだ、どの選択肢を選ぶかよりも決断した先の行動が最も重要であるということを胸に、これからも目の前の事に精一杯取り組んでいきます。
 駒澤会の奨学生として3年間連続採用していただきました。駒澤会の皆様にはこの場をお借りして、厚く御礼申し上げます。奨学生としての自覚と周りへの感謝の気持ちを忘れずに、これからも日々精進して参りたいと思います。

文学部英米文学科 3年 真下 直子さん

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。昨年までの学業成績をこのようなかたちで評価していただいたこと、駒澤会の皆様には心から感謝申し上げます。
 駒澤大学に入学してから早くも3年目になり、残り2年で自分がこの大学生活をより充実させるためにできることは何か、そして社会人になる前の準備として何が出来るのか、を考えるようになりました。入学する前には想像しなかった様々な経験を大学の授業やサークル活動、ボランティアなどを通して得ましたが、そのなかで特に印象深いのが、出会った多くの方々が海外へ行くことを勧めてくださることです。
 昨年私は、大学を通した上海インターンシップに参加させていただく機会があり、そこで駒澤の学生だけでなく関東と関西のいくつかの大学からの参加者とともに1週間上海で生活しました。慣れない環境での初対面の人に囲まれた共同生活に加え、初めてのインターンシップというのもありストレスが大きく、数日間は早く帰りたいと思っていましたが、1週間を振り返ってみると仕事に対する新しい価値観と自国ではできない経験をすることができ、また上海で働く日本人の方々とのお話を通して仕事と人生との関わりを深く考える機会を頂きました。インターネットであらゆる情報を集めることが出来ても、島国である日本はなかなか別の大陸の雰囲気や慣習、本場の食を体験する機会に恵まれません。外の土地で生きることの難しさや面白さ、そこから生まれる発見や出会いはどれだけ経験しても損はないでしょう。しかしながら、大きな経験と金銭は切り離せないものであり、この駒澤会の奨学金を頂けたことは私を成長させるための新たなチャンスであり、大変喜ばしいことです。
 私は両親をはじめとするたくさんの方々に支えられ勉学に励むことが出来ており、そのことを忘れず感謝の気持ちを胸に残りの大学生活でも新たな経験を大切に、精進してまいります。この度は本当にありがとうございました。

経営学部経営学科 2年 浅野 祐太さん

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。昨年度までの学業に対する努力がこのような形で報われましたこと、駒澤会の皆様には心から感謝申し上げます。
 私には夢があります。「社会にインパクトを与えられるような経営者」になることです。そのために現在経営学部で勉学に励んでおります。私は経営学とは生きているうえで必要不可欠な学問だと思っております。その理由は私達が生きている以上、自分の人生を経営していると考えられるからです。例えば会社経営と同じく人生も「カネ」をどのように運用していくかで未来が変わってきます。経営学も一見、人生に関係がないような学問であると思われがちですが、このようにとても私達と密接に繋がっている学問なのです。
 そして、こうして自分の学びたい学問をしっかり勉強できる大学4年間は人生において大変重要な時間です。大学では常に自分から新たな知識を獲得していくという積極的な攻めの姿勢が自分を成長させてくれると感じています。
 大学の数も増え、大学進学という選択肢がひと昔前よりも浸透している現在だからこそ私たちは学びに対してもっと真剣に向き合っていかなければなりません。整った環境で充実した学習サービスを享受できているという、この恵まれた境遇に甘んじることなく自分自身の成長を願い頑張っていくことが大切であると思っています。
 さらにそこで学んだことを社会により良い形で還元していきたいと思います。
 改めて、駒澤会の皆様ありがとうございました。

令和元年度 駒澤会奨学金支給状況

総額:400万円(一人20万円×20人) 目的:学業奨励 対象学生:学部2年生以上

昭和57年に「駒澤大学駒澤会奨学金給付規程」が制定され駒澤会奨学金が誕生し、今年度も20万円×20人。
駒澤会より奨学金資金として年間400万円を給付いたしました。 令和元年5月29日に駒澤会奨学金授与式が行なわれ、長谷部学長、森屋会長、赤堀副会長、齋藤広報部副部長が出席されました。

森屋会長より一人ひとりの名前が呼ばれ、奨学生採用決定通知書が手渡されました。 その後、学長より、駒澤会へ奨学金支援のお礼、駒澤会の紹介、学生達へ激励の言葉が述べられました。 続いて、森屋会長より、学生達への祝辞が述べられました。 授与式の最後には出席者全員で記念撮影をいたしました。

森屋会長より決定通知書が手渡されました
ますます勉学に励んでください!

平成30年度 奨学金受給生の言葉

仏教学部仏教学科 4年 栗木 亮学さん

 駒澤大学に入学したことによって切り取られた、入学式と今現在との2点間の距離である、この4年という時間が私に与えた本質的な変化は、私の知識ではなく、私の認識でした。
 ソクラテス哲学に「無知の知」と呼ばれる概念があります。これは、「私が知らないことを、私は知っていると思わない」というように、自らの無知を自覚する考え方を指します。大学での勉学は真にこれを実感するものでした。私の専攻する仏教学では、その歴史の長さ故か、その内容の複雑さ故か、取り組めば取り組むほどに、自分の無知を思い知る瞬間が訪れます。ある一点に絞って研究してみても、連関する文献を辿り続けると、そこには入り組んだ深淵が広がっていて、その深淵と意識的に対峙しようとすれば、忽ち私は自分の無知を実感させられるのです。しかし、そうして無知を実感する度に、私の中に広がるのは、失望の類ではなく、むしろ好ましく感じられるものでした。
 無知は知があることで成立します。この知とは一体何かと言えば、私は他者が所有する認識であると考えます。諸文献に取り組む時に、そこに書かれているのは、当然ながら他者(筆者)の認識(考え)です。このように知を定義すると、無知の知とは、他人の認識に対して知らないということを認識している状態を指します。しかし、拡大解釈を恐れずに言えば、無知の知には、他者の認識に関して、それが分からないと認識しながらも、それを分かろうとする態度が含意されていると私は感じるのです。その態度を勉学によって実感できたことによって、私は無知に失望することなく、むしろそれを歓迎できたのかもしれません。このような、自分・他者に対する認識の変化こそ、私がこの4年間で本質的に得た、唯一にして重大な財産だと感じるのです。
 最後になりましたが、この度、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。この誇りを胸に今後も精進して参りたいです。

経営学部市場戦略学科 3年 前田 千咲さん

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。昨年度までの学業成績をこのような形で評価していただけたこと、駒澤会の皆様には心から御礼申し上げます。
 私は現在学部3年生ですが23歳です。高校卒業後は専門学校へと進学し、美容に関する様々な知識や技術を学びました。そこで私は、技術やコネクションだけで生きていくことの大変さと、自分自身の世間に対する教養のなさを実感し、大学に行く意義を見出し、専門学校卒業後に駒澤大学へと進学しました。大学の授業は大変面白く、学べば学ぶほどもっと学びたいという気持ちになりました。今は経営の学習だけで精一杯ですが、大学に進学したことによって経営だけでなく経済や法律、語学についてもっと基礎から学習したいという気持ちになりました。とは言え学びとは贅沢な物で、学び続けることにはお金が必要です。そんな中で、この駒澤会の奨学金を頂けたことは大変喜ばしいことでした。
 私は昔からよく、ひとつのことだけを徹底的にやり続け、周りが見えなくなってしまうことがありました。また、コンプレックスも強かったため酷く自分に自信がなく、周囲に迷惑ばかりを掛けてきました。しかしそんな中でも私を見捨てずに、支えてくれていた人が沢山いました。両親や先生、その他たくさんの人々への本当の意味での感謝を、今この年になってようやく気付くことが出来た気がします。
 私のモットーは「満足したらそこで終わり」ということです。私のゴールは大学を卒業することでも就職することでもありません。そこでなにか成果を残すことでもありません。それで終わりたくないのです。常に今よりも良いものを、常により良い社会を追い求めていく生き方をしようと思います。そしていつか、私の求めた社会が創造され、私を支えてくれた多くの人々の幸せな生活に繋がれば、その時は少し満足しようかなと思います。
 最後に、これを機にさらに勉学に打ち込む意識を高め、気を引き締めて学生生活を送ることをお約束し、感謝の言葉とさせて頂きます。

法学部法律学科フレックスA 2年 吉田 沙南さん

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。昨年度の努力が報われ、このような形で勉学の取り組みを評価していただけたことを大変光栄に思います。駒澤会の皆様に厚く御礼申し上げます。
 私は、大学受験で目標としていた結果を残すことができず、受験期を支えてくださったすべての方々に対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そのとき、「これで将来が決まったわけじゃない。大学で頑張って、夢を叶えればいい。夢を叶えて、不合格だった大学に行った人たちを見返せ。」と家族が励ましてくれました。私は、この言葉で前を向くことができ、大学で夢に向かって学業に励むことを決意しました。
 大学では、自分が興味を抱いていた法律学だけでなく、教養分野など、自分を高められる学びをすることができています。駒澤大学でなければ学ぶことができなかった仏教についても深く学び、坐禅など貴重な体験をすることもできました。私は、さらに、大学での学びだけでなく、将来のために多くの資格を取得したいと考えています。大学で学ぶための費用は決して安いものではなく、親には感謝してもしきれません。アルバイトによって補える費用はごくわずかのため、この度、奨学金を受給させていただけることになり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。このような機会をいただけたことに感謝し、この奨学金を将来のための必要経費に充て、勉学に一層励み、夢を実現させたいと思います。
 私は、周りの全ての人に支えられながら勉学に励むことができています。そのことを決して忘れず、周りの人に感謝の気持ちをもって、これからも夢に向かって努力していきます。この度は本当にありがとうございました。

平成30年度 駒澤会奨学金支給状況

総額:400万円(一人20万円×20人) 目的:学業奨励 対象学生:学部2年生以上

昭和57年に「駒澤大学駒澤会奨学金給付規程」が制定され駒澤会奨学金が誕生し、今年度も20万円×20人。
駒澤会より奨学金資金として年間400万円を給付いたしました。 平成30年7月11日に駒澤会奨学金授与式が行なわれ、長谷部学長、猿山副学長、森屋会長、荒井広報部部長が出席されました。

森屋会長より一人ひとりの名前が呼ばれ、奨学生採用決定通知書が手渡されました。 その後、学長より、駒澤会へ奨学金支援のお礼、駒澤会の紹介、学生達へ激励の言葉が述べられました。 続いて、森屋会長より、学生達への祝辞が述べられました。 授与式の最後には出席者全員で記念撮影をいたしました。

駒澤会奨学金授与式にて

平成29年度 奨学金受給生の言葉

文学部英米文学科 4年 金井 巧介

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。私は今年度合わせ、3年間連続となる採用で、入学以来の勉学への取り組みを評価していただいたことを大変名誉に感じております。駒澤会の皆様を始め、お世話になっている全ての方に厚く御礼申し上げます。
 大学4年として私は、自らの将来と向き合い、様々な可能性に思いを馳せています。残念ながら私の志していた業界や企業様とは縁がありませんでしたが、これまでの成果や経験が私に力を与えてくれています。学業や部活動、アルバイト、それぞれに色んな出来事や壁があり、それを乗り越えてきたからこそ、今の自分が居ます。
 入学前の自分と今の自分、何が変わったのか、一言でいうならば『貪欲さ』です。「言い訳を用意して出来ない」ではなく「やる為にはどうすればいいのか」を考えて行動することが出来るようになりました。6人家族の末っ子であり、双子の片割れである私は、貸与型奨学金を利用して駒澤大学に入学しました。本来であれば、部活動をする金銭的余裕はなく、アルバイト代で学費の不足分を補填していくはずでした。しかし、こちらの奨学金の存在を知り、全てを成立せんが為に限られた時間を上手く利用しました。2年次の採用通知を受けた際にホッとしたことを今でも覚えています。金銭的な余裕と共に、アルバイトの時間的負担が軽減されたことで、より生活が充実し、彩り豊かなものとなりました。
 こちらの奨学金のお陰で、私の大学生活は胸を張れるものとなりました。得難い経験と成長の機会を提供してくださった駒澤会の皆様、関わりのある皆様に再度御礼申し上げると共に、自分を信じ、これから先を歩んで参りたいと思います。

文学部地理学科 地域環境研究専攻 3年 亀山 史紀

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。今までの学業の成果を評価いただいたこと、大変光栄に思います。
 私は駒澤大学に入学して以降、まず第1に学業に力を注ごうと取り組んできました。ただ、勉強はあまり得意ではないので、私が専攻している学問のみならず、英会話を課外講座で受けるなどして、「学び」を楽しみ、絶えず「学び」を続けようとしてきました。そして現在、私は大きく分けて2つのテーマを持って学業に励んでいます。まず、1つ目は大学で専攻している地理学において、台風の解析を行っていることです。これをテーマとして掲げている理由は、近年の異常気象、特に台風は例年に見られない進行経路や勢力であることから、強い関心があり、私も大学在学中に調査することで、今後自分自身の生活、さらには社会の中の防災に役立つような結果をもたらすかもしれないと感じたからです。
 2つ目は公務員試験に向けて対策していることです。2年次から少しずつ学習を開始し、現在は予備校にも通い本格的に学習しています。進路について考えることは、期待と不安が常に存在しますが、今やれることに精一杯取り組んでいこうと思います。
 このような「学び」を続けるためには、どうしても多くの費用が掛かってしまいます。そこで本制度でいただいた奨学金を充てることで、経済的にゆとりを持って、学業に励むことができています。寄付者の方々には言葉に表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。また、今回奨学生として選んでいただくまでに、駒澤大学の教職員の皆様、ともに生活する家族など、多くの方々に支えられて学業に取り組むことができました。こうして支えてくださるすべての方への感謝を忘れずに、社会に出たら恩返しできるよう、これからも「学び」を続けていこうと思います。

経済学部経済学科 2年 吉田 宏子

 この度は駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。この1年間の努力を認めていただいたことにとても恐縮しております。
 私は駒澤大学に入学した時、当時の学部長であった姉歯教授の「大学は友達を作るところではなく、勉強をするところです。学ぶ中で出来た友人こそが真に一生の友達となるのです。」という言葉に深く感銘し、それ以来勉学に励んで参りました。会話を楽しむことよりも、真剣に何かを学ぶことに集中する日々は、厳しいながらも楽しさがありました。元々興味があった経済学に加え、苦手意識があった近代史などの歴史分野も大学で学び直すことでその面白さに気づくことができました。また、学生生活を過ごす中で精神的に辛いこともありましたが、「現在はどんな状況か」「その原因は何か」「どうすれば原因をなくせるか」など仏教の四諦説を学んだことで冷静に分析し、困難に向かうことができました。
 1年間努力を続けられたのは、教えていただいた先生方、そして勉強する機会を作ってくれた家族のおかげだと感じております。奨学生として採用されたことで、家族の負担を軽くできることをありがたく思います。奨学金制度を支えてくださる駒澤会の皆様に、あらためて感謝申し上げます。
 経済学を学び始めて1年以上が経ち、入学前に比べれば理解できることは増えたものの、勉強不足を感じる日々でもあります。奨学金受給生となり、その責任を強く感じておりますが、奨学生として恥じぬように、そしてこのご恩を社会に還元できるように、これからも更に努力いたします。

平成29年度 駒澤会奨学金支給状況

総額:400万円(一人20万円×20人) 目的:学業奨励 対象学生:学部2年生以上

昭和57年に「駒澤大学駒澤会奨学金給付規程」が制定され駒澤会奨学金が誕生し、今年度も20万円×20人。 年間400万円を給付いたしました。 平成29年7月12日に駒澤会奨学金授与式が行なわれ、長谷部学長、森屋会長、田中副会長が出席されました。

森屋会長より一人一人の名前が呼ばれ、奨学金決定通知書が手渡されました。 その後、学長より、駒澤会へ奨学金支援のお礼、駒澤会の紹介、学生達へ激励の言葉が述べられました。 続いて、森屋会長より、学生達への祝辞が述べられました。 授与式の最後には出席者全員で記念撮影をいたしました。

平成28年度 奨学金受給生の言葉

文学部歴史学科 日本史学専攻 4年 池田 翔太

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。私は、今年度で3年間連続の採用となり、今年度も昨年度の勉学の取り組みを評価していただいたことを大変光栄に思います。駒澤会の皆様には、この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
 さて、私は、将来日本史の高校教員になりたいと考えています。今日の教員には、より専門的な知識を有することが求められ、大学での学びが一層重要になっています。私の所属する中野ゼミでは、歴史史料に基づく実証的な歴史学を基礎に研究を行っており、より質の高い歴史を身に付けることができます。本学での学びは、一言に学びと云っても知識を詰め込むだけの学びではありません。話す力、聴く力、書く力などこれからより一層重視される能力も学びました。自ら創設したスイーツ研究会というサークルではコミュニケーション能力や責任感、牽引することや運営の難しさなど学問からは学べないことを学びました。このような本学での学びは、高校教員を目指すにあたって重要な学びであり、将来、これらを活かして教員としての役割を全うしたいと考えています。
 また、大学は様々な事情を抱えた人が集う場所です。しかし、学費は決して安いものではありません。加えて、交通費や交際費、書籍代など多くの費用がかかります。奨学金を借りながら通っている学生が大勢いることも事実です。その学費を稼ぐためにアルバイトに多くの時間を割き、貴重な大学生活の時間を消耗してしまっては大学進学の大きな意義が失われてしまします。そこで駒澤会奨学金が重要になってくるのではないかと考えます。努力を評価していただくことによって得た奨学金を必要経費に充てることができれば大学生活の時間を有意義に過ごすことができ、本分である勉強にもさらに余裕が持てます。駒澤会奨学金は大学生が大学生であるための重要な一翼を担っているのではないでしょうか。最後になりますが、学びたい意欲がある人がより学びやすくなるように支援していただける駒澤会奨学金制度は、本当にありがたいものです。寄付者の皆様には感謝してもしきれません。卒業後、社会に出てからもこの感謝の気持ちを忘れず、駒澤大学、そして社会に恩返ししたいと考えています。

経営学部市場戦略学科 3年 安斎 奈々

 この度は駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。日頃の学修の成果を認めていただけたことを、大変光栄に思います。
 現在私はマーケティングの中でも、広告とデータ分析の分野を中心に学んでいます。なぜなら実務のノウハウとしては勿論、学問としても大変興味深いですし、この知識は実社会においても不可欠なものであると信じているからです。
 私の行動についてのモットーは、「決して諦めずに全力で取り組むこと」です。一度始めたことは最後までやり通すことで、必ず努力は報われると信じています。
 例えばゼミについては、マーケティングに関する研究論文を執筆したり、企業と連携して企画提案や意識調査等を行っています。活動時間が長く大変ですが、それに見合う貴重な経験ができ、非常に充実した大学生活になっていると実感しています。
 また学業以外には、KPS(Komazawa Promote Staff)に所属して、オープンキャンパスを中心に駒澤大学の魅力を伝えています。スタッフの一員として活動することが好きなこともあり、個人的にも楽しんで参加しています。
 学生の本分である学業やそれに付随する活動に参加することを重要視しているため、アルバイトをする時間は取れないのが実情です。そこで本制度でいただいた奨学金をテキストの購入や必要経費に充てることで、本当にやりたい、駒大生のうちにしかできないことに注力できるようにしています。
 今回の受給生としての採用は、様々な活動を通じて非常に多くの方々に支えられた結果であると思っています。特に、日頃お世話になっている駒澤大学の教職員の皆様、そして、いつもほぼ終電で帰ってくる私を文句ひとつ言わずに助けてくれる家族には、感謝してもしきれません。
 自分の興味や個性を大切にしつつ、今後とも実のある学生生活を送りたいと思います。

仏教学部 2年 丹羽 道海

 このたびは、駒澤会奨学生にご採用いただき、誠にありがとうございます。昨年度の学業の成果に対し、高い評価をいただけたことを大変うれしく思います。
 私は1年前駒澤大学に入学してから、誰よりも一生懸命、勉学に取り組むということを 意識してきました。それは、推薦入試の時に仏教学部の受け入れ方針にあった「禅および仏教を学ぶ強い関心と意欲を有し、入学後の目標を明確にしていること」という項目から、周りよりも強い気持ちで学ぶ姿勢が求められると思い、誰にも負けないくらい勉学に対して真剣に取り組もうと思ったからです。また私は将来僧侶になることを目指しているので、駒澤大学で仏教についての十分な知識を修得し、将来に繋げたいという思いもあります。そのためには、やはり真剣な姿勢は欠かせないと思っています。
 そのような思いを持ちながら取り組んできましたが、思いどおりの結果が出ないことがあったり、分からないことがたくさん出てきたりすることもあり、自分がしっかりと勉学に取り組めているのか不安になるときもありました。
 そんな時に、駒澤会奨学金という制度があることを知り、学業の成果を評価していただけるよい機会だと思って出願しました。その結果こうして採用が決まり、「自分の取り組みは間違っていなかった」と安心するとともに、これからも継続して取り組んでいけばよいのだという確信を得ることができました。また、奨学金を頂いたことで授業や図書館での勉強だけでなく、実際に寺院などの見学に訪れて、より理解を深めることもできました。
 今回、駒澤会奨学生に選んでいただいたことを大変光栄に思います。駒澤会奨学生として、よいプレッシャーを感じながら、これからも日々努力していきます。最後に、こうした制度を整え、私たち学生を支えてくださる駒澤会の皆さまに心より御礼申し上げます。

平成28年度 駒澤会奨学金支給状況

総額:400万円(一人20万円×20人) 目的:学業奨励 対象学生:学部2年生以上

昭和57年に「駒澤大学駒澤会奨学金給付規程」が制定され駒澤会奨学金が誕生し、今年度は20万円×20人。
年間400万円を給付いたしました。
平成28年7月20日に駒澤会奨学金授与式が行なわれ、廣瀬学長、森屋会長、田中副会長が出席されました。

森屋会長より一人一人の名前が呼ばれ、奨学金決定通知書が手渡されました。
その後、学長より、駒澤会へ奨学金支援のお礼、学生達へ激励の言葉が述べられました。 続いて、森屋会長より、駒澤会の紹介、学生達への祝辞が述べられました。
授与式の最後には出席者全員で記念撮影をいたしました。

平成27年度 奨学金受給生の言葉

文学部社会学科 4年 谷口 真彦

 私は幸運にも、多くの尊敬できる人たちに出会い、影響を受けてきました。必ずしも希望の進路先ではなかった駒澤大学で、「力を発揮しろ」と言ってくれたかつての恩師もその一人です。結果的に三年間、駒澤会奨学生に採用していただけたことで、約束を果たすことができたとほっとしています。
 大学とは、自らの知的好奇心に従って貪欲に知識を吸収し、世の中にある諸問題を解決する能力を身につける、または役に立つかどうかは疑問であっても、突き詰めることによってかけがえのない真理を見出す、そういったことが許される場所であると考えています。そのような自由さのある一方で、矛盾を感じる瞬間もなかったわけではありません。数値に現れる成績のために、興味の少ない分野にも全力で取り組むことは大学受験の点取りゲームから脱せていないということではないのか、自分の努力は膨大な無駄なのではないか、本当に優秀であるとはどういうことかと悩んだこともあります。
 しかし、そんなことは杞憂でした。様々な学問に触れ、幅広い教養を身に付けたことは、自分にとって素晴らしい財産ですし、他人から評価されることは、新たな知を求める原動力にもなりました。その過程で出会った友人や先生方との「縁」も、予想もしないような展開を生み、人生の豊かさを実感するきっかけとなりました。学科の先生に誘われた海外研修は大変感銘を受けた出来事のひとつです。
 私が四年間の大学生活で気づいたことは、理論と実践、つまりインプットとアウトプットをバランスよくおこなうことが重要だということです。駒澤大学の建学の理念である「行学一如」も同じことを言っているのではないでしょうか。自分の中でこのバランスを良い状態に保ち、世の中に対して影響を与えることで、人から尊敬されるに値する人間になりたいと思います。
 最後になりますが、駒澤会奨学生を支えて下さる駒澤会の方々、並びに大学関係者の皆様に心からお礼申し上げます。学問を追及したいと努力する意欲ある学生を支援するためにも、なお一層、このような制度が充実することを願います。

GMS学部GM学科 3年 土田 穂里

 この度は、駒澤会奨学金に採用して頂き、誠にありがとうございます。昨年度の私の勉学の取り組みを、このような形で評価して頂いたことを大変光栄に思うと共に、非常にうれしく思います。
 私がグローバル・メディア・スタディーズ学部の入学を希望した理由は二つあります。まず一つ目は、英語力を向上させたいと思ったからです。この学部ならではの英語の授業で、私は特に話す力と聞く力の習得に励みました。そして大学2年生の夏にアメリカへ短期留学に行き、これまでの成果を試すことが出来ました。現地での経験を通じまだまだ足りない部分があり、また自分自身の弱点についても多くのことを気付かされました。これらの苦手分野を重点的に磨き上げ、語学もそして人としても成長した上で、再度挑戦したいと思います。二つ目は、この学部では語学やITだけでなく、幅広く物事を学ぶことが出来ると感じたからです。大学生活が始まった当初は、学業との両立に悩むこともありましたが、目標を達成したときに得られるものは、非常に意義のあることばかりでした。各教科について、新たな知識が蓄積されていくことにより、物事を多面的に見られるようになりました。また、問題に直面した時、まず複数の方法を提示し、それぞれ状況に適したものを選択することで、効率よく解決していくことを心掛けるようになりました。今回の奨学金は、このようなことを継続していった努力が実を結んだように思います。
 現代社会は目まぐるしいスピードで成長し、その中で衰退と誕生を繰り返しています。この変化に対応していけるような柔軟性と広い視野を持ち、これまで学習してきたことを社会で活かして参りたいと思います。
 今回、この駒澤会奨学金に選んでいただいたことに心から感謝しております。そして、奨学生としての自覚を持ち、これからも勉学に励み、残りの大学生活一日一日を大切に過ごしていきたいとと思います。

文学部国文学科 2年 小山 由梨香

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。昨年度の私の学業の成果をこのような形で評価していただきましたことを、非常に光栄だと思うと同時に身が引き締まる思いがいたします。
 昨年度は大学入学とともに親元を離れ、初めての一人暮らしに右往左往する日々を送っていました。新しい環境の中での生活において、身体面・精神面ともに負担を感じることもありましたが、全ての経験は今の私を形作る貴重な糧となりました。
 どのようなことに対しても「最大限の力を出す」「納得のいくまでやる」ことが私の信条です。二年次に進学し専門的な講義が増え、かねてより自分が強く学びたいと感じていた国文学の分野の勉強ができることに感謝しつつ、学習設備の整ったこの環境で国文学を勉強できる喜びをひしひしと感じています。学びたいと思える分野だからこそ、常に探求心を持つことを忘れず、より一層細やかな学習をしたいと思います。
 また、私は語学に対しても強い学習意欲を感じています。今年の夏季休業に参加したセミナーにおいて、多国籍の対人関係における語学コミュニケーション能力の重要性を痛感しました。それ以来、英語と中国語のスキルアップを目標としています。加えて日本という範囲に留まることなく、世界に目を向け広い視野で物事を捉えることを大切にしていきたいです。
 今回の駒澤会奨学生の採用は、私にとって大きな自信へと繋がりました。今抱いている感謝と自信は、いかなる時でも私の背中を強く押してくれる原動力となることでしょう。自分が今いる環境に感謝することを忘れず、自分が目指すものに妥協することなく突き進み、これからも日々精進・鋭意努力していく次第です。

平成27年度 駒澤会奨学金支給状況

総額:500万円(一人20万円×25人)
目的:学業奨励
対象学生:学部2年生以上

昭和57年に「駒澤大学駒澤会奨学金給付規程」が制定され駒澤会奨学金が誕生し、現在は20万円×25人。年間500万円を給付しております。
平成27年7月15日に駒澤会奨学金授与式が行なわれ、廣瀬学長、森屋会長、田中副会長が出席されました。

学長より、駒澤会へ奨学金支援のお礼、学生達へ激励の言葉が述べられました。
森屋会長より、駒澤会の紹介、学生達への祝辞が述べられました。
その後、森屋会長より一人一人の名前が呼ばれ、奨学金決定通知書が手渡されました。

平成26年度 奨学金受給生の言葉

経済学部経済学科 4年 平野 有希

 この度は、駒澤会奨学生に選んでいただき誠にありがとうございます。昨年度の私の勉学の取り組みをこのような形で評価して頂きましたこと、大変光栄に思うと共にうれしく思っております。
 私は大学生活において、視野を広く持ち、何事においても一生懸命取り組むことを心がけています。私は親元を離れ、一人暮らしをしているため、学業とアルバイトの両立にはとても苦労しました。しかし、苦労するからこそ得られるものがあり、より充実した大学生活が送ることができると私は感じています。そのため、特に学業においては手を抜かないよう努力しました。講義での疑問をそのままにするのではなく、図書館に足を運び調べたり、教授に質問に行くなど知識を身につける努力をしてきました。その結果、大学1~3年次まで毎年、学長学業奨励賞を受賞することができ、自分自身の大きな自信に繋がりました。また、ゼミナールではアメリカ経済論について学んでいます。ゼミナールの一環として、日本学生経済ゼミナール主催のプレゼン大会に参加することで、他大学の学生との交流を深め意見交換をしたり、教授から私たちの研究結果への意見やアドバイスをいただいたりと貴重な経験をすることができました。今後もこれまでの大学生活での経験を生かしながらも、現状に満足することなく精進してまいりたいと思います。
 今回、駒澤会の奨学生として採用していただいたことに心から感謝しています。奨学生としての自覚を持ち、残りの大学生活に悔いを残さぬよう一日一日を大切に過ごしていきたいです。

文学部国文学科 3年 山地 未来

 この度は、駒澤会奨学生に採用して頂き、誠にありがとうございます。昨年度も採用して頂き、私の取り組みをこのような形で評価して頂いたことを大変光栄に思うとともに、感謝しております。
 私が国文学科へ入ることを決めたのは高校生の時です。『源氏物語』「桐壺」巻を読んだ際「いづれの御時にか」から始まる、緊張感漂う重々しい語りに魅了され、大学ではさらに古典文学の学びを深めたい、高校の先生が文学のおもしろさを教えてくださったように、次は私が生徒にその魅力を伝えたいと強く思いました。
 入学当初は、授業についていけるか不安もありましたが、それ以上に自分の学びたい分野を専門的に研究することのできる喜びでいっぱいでした。授業を受ける度に、様々な知識を得ることができ、自分の世界が少しずつ広がっていくことを日々実感しています。
 2年次では、念願の源氏物語ゼミに入り、現在も非常に充実した学びをすることができています。『源氏物語』の全体像を視野に入れた上で場面ごとの研究をし、さらに原文と向き合い、単語の単位でも調査を進めていくことで、作品の読みを深めることができるということをこのゼミで学びました。王朝貴族の雅な世界を垣間見、その中で登場人物たちが抱える苦悩と向き合い、『源氏物語』を生涯にわたって味わいたいと考えています。
 私は、大学卒業後の進路として、高等学校の国語科の教員を志望しています。生徒に国語を好きになってもらえるよう、その魅力を伝えるために、これからも講義の時間、それ以外の予習・復習の時間を大切にしていきたいです。また、自分の教育観を磨くため、教職研究会や学校ボランティアの活動をしていますが、こちらもより一層充実したものにするため努力していきます。
 今回の採用を活力とし、今後も奨学生としての自覚を持ち、採用して頂いた感謝の気持ちを忘れずに、より一層勉学に励んでいきたいと思います。

経済学部経済学科 2年 千羽 敏史

 この度は、駒澤会奨励生に採用していただき、誠にありがとうございます。昨年の私の取り組みをこのような形で評価していただき、大変光栄に思います。
 私は、この大学に入学する以前から心に誓っていることがあります。それは、どのような環境の中でも自分を見失わずに日々精進することであります。他者と競い合うことも大切ではありますが、それ以上に自己の修練がどのような環境でも適応していくために必要であると考えます。
 今回の成績を評価していただいたことは、様々な幸運に恵まれていたおかげだと感じ、深く感謝しております。様々な幸運の中でも素晴らしい先生方や家族の全面的なバックアップがあってこそのことだと思います。
 己を見つめ、己に克つために日々過ごしていても、予期せぬことが起きて失敗することもあります。そのときはあるがまま受け止めて、ハプニングが起きなかった時に最良の結果を残すことができるように努力をしていこうと今回改めて再認識しました。
 大学生活を駒澤大学内と自宅の往復で日々を過ごすより、様々な場所で視野を広げ、考え方を学び、学びの場を広げるためにこの駒澤会奨学金を有効に活用していきたいです。東京という世界でも有数の大学密集地帯でいることを利用し、他大学で行われている講演会に行き、他大学の先生方や学生と接する機会をこれからも積極的に得られるように活動していきます。自分で考え、行動することがこの駒澤大学の学生生活の中において不可欠だと思います。疑問を持ったら、どの手段が最も効率的で効果的であるかを考え、行動し、そして、試行錯誤し、次に活かせるものを得るという地道な作業を怠ることのないように短い大学生活を有意義に活用していこうと考えております。また、私は自分のすべきこと・したいことに関しては妥協することなく、日々精進していきたいです。その結果として、また駒澤会奨学生に選ばれることができれば幸いです。

平成26年度 駒澤会奨学金支給状況

総額:500万円(一人20万円×25人)
目的:学業奨励
対象学生:学部2年生以上

昭和57年に「駒澤大学駒澤会奨学金給付規程」が制定され駒澤会奨学金が誕生し、現在は20万円×25人。年間500万円を給付しております。
平成26年7月16日に駒澤会奨学金授与式が行なわれ、廣瀬学長、森屋会長、田中副会長、三崎副会長が出席されました。

学長より、駒澤会へ奨学金支援のお礼、学生達へ激励の言葉が述べられました。
森屋会長より、駒澤会の紹介、学生達への祝辞が述べられました。
その後、森屋会長より一人一人の名前が呼ばれ、奨学金決定通知書が手渡されました。

平成25年度 奨学金受給生の言葉

GMS学部GM学科 4年 大澤 麻未

 この度は駒澤会奨学生に選んでいただき、本当にありがとうございました。年々人から評価されることが少なくなっていく中、このような形で私の大学生活を評価していただけたことを大変嬉しく思います。
 私の大学生活といえば大学の授業とバスケットボールだ。友達と遊んだ思い出はあまりない。正直、今振り返ってみると本当にこれで良かったのか、もっといい時間の使い方があったのではないかと思うこともある。私は小学校5年生の時から今までバスケットボールを続けていて現在は母校の中学校で中学生達にバスケットボールを教えている。悩むことばかりだが試合に勝ったり、ほんのちょっとでも上手くなっている子がいたり、教えたことを意識して練習している姿を見ると今まで続けてきて良かったなと思う。プレーヤーとしてはバスケットボールサークルに所属し、練習や大会に参加している。教えることは難しいけれど教えるようになって気づくこと、変わったことが多々あった。教えてきた子供達、共にプレーをしてきた仲間達、私にバスケットボールを教えてくれた先生方、コーチ。私のバスケットボール人生を振り返って周りを見渡すとそこには数えきれないほどの支えがあることに気づいた。そしてどんなことがあったとしても帰る場所があり、そこには必ず家族がいた。
 今までに沢山の出会いがあり、私は支えられている。伝えきれないほどの感謝をまだまだ返しきれないけれど今できることを一生懸命やろうと思う。それがバスケットボールと学校に行くことなのだと思う。今回駒澤会奨学生に選んでいただいたことで改めて親の支えの大きさ、周りで支えてくれている人達の存在、大好きなバスケットボールに関われていることに幸せを感じることができた。そして少しでも恩返しができたのではないかと思う。
 これからも出会いとつながりを大切にし、常に全力で進み続けたいと思います。本当にありがとうございました。

法学部法律学科 3年 粕谷 英孝

 この度は駒澤会奨学生に採用して頂き、誠に有難う御座います。私の成績をこの様な形で評価して頂き、大変嬉しく思うと同時にとても光栄に思います。
 私は駒澤大学に指定校推薦で入学しました。その為、一般受験で入学した他の学生についていけるか不安でした。そこで私は、大学生活においては出身校の看板を背負っている以上勉強に専念すべきと考え、サークル活動やアルバイトをせずに、ただひたすら4年間勉強をすることに決めました。
 しかし、いざ入学してみれば法学の難解さに頭を悩まされました。かの有名なヘルムホルツが残した言葉にあるように「法学は成人の教養だ」というのも、「なるほど」とうなずけるほどのもので挫けそうにもなりましたが、毎日欠かさずに復習するのは勿論の事、次の授業の予習も励行し努力して参りました。
 その甲斐もあって1年次・2年次共に、学長学業奨励賞を受賞することが出来ました。自分のこれ迄やってきたことに対する高い評価を受けたと感じることが出来、自信が持てるようになったと同時に、来年もまたしっかりと勉強を継続していこうと思いました。
 ところで、私が今回駒澤会奨学金に志願したのは大学卒業後、警察官として職務に従事する為に資金が必要だったからです。というのも近年の長引く不況で、私の様に警察官の職務に憧れを持つ人だけでなく、公務員という職務の安定性から就職を希望する人が増え、その倍率が高くなり、公務員試験の為の専門学校に通う必要性が生じたからです。勿論、アルバイトをしていない私にはお金がなく、大学と予備校のダブルスクールの中、アルバイトをするのも難しく両親に負担が掛かることを申し訳なく思っていました。その為この度採用が決まった時には、安心しました。
 これからの残された大学生活でも、奨学生に採用して頂いた感謝の気持ちを忘れず、この度の採用を活力として、より一層精進して参りたいと思います。

経営学部市場戦略学科 2年 熊谷 美沙

 この度は、駒澤会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。昨年度の私の取り組みをこのようなかたちで評価していただき、大変光栄に思うとともに感謝しております。
 私は、大学生生活において何事にも真摯に取り組むことを心がけています。大学の学業を実りあるものにするためには、90分の講義だけではなく、自主的に予習復習をしたり、新聞を読んだりすることで、様々な理論や事例に対して自分自身の考えを持つことが必要だと思います。この考えに基づき、講義では積極的に教授に質問したり、興味があることは図書館で調べたりすることで、自分自身の考えを深めることができています。経営学は、主に企業の経営を学ぶ学問ですが、経営の神様と言われる松下幸之助の「人間は自分という名前の会社の経営者である」という言葉もあるように、経営学を学ぶことで、自分の人生観を磨くこともできると思うので、今後もより理解を深めていきたいと思います。ゼミではマーケティングについて学び、ビジネスコンテストに参加することで、より実践的な経営を体感することができています。また、社会経験を少しでも積むためにアルバイトも行っていますが、学業に支障のない程度となっているので、今回採用という結果を受けて大変感謝しております。大学に進学させて下さった両親への感謝の気持ちも忘れず、今まで以上に様々なことに挑戦していきたいと思います。
 今回、駒澤会の奨学生として採用していただき、自分の取り組んできたことに自信を持つことができました。奨学生であるという自覚を持ち、大学生活に悔いを残さぬよう、これからも一層勉学に力をそそいで努力していきたいと思います。

平成25年度 駒澤会奨学金支給状況

総額:500万円(一人20万円×25人)
目的:学業奨励
対象学生:学部2年生以上

昭和57年に「駒澤大学駒澤会奨学金給付規程」が制定され駒澤会奨学金が誕生し、現在は20万円×25人。年間500万円を給付しております。
平成25年7月17日に駒澤会奨学金授与式が廣瀬学長、森屋会長、田中副会長、三崎副会長が出席のもと、行われました。
学長より、駒澤会へ奨学金支援のお礼が述べられ、学生達へ激励の言葉が述べられました。「この奨学金は皆さんの将来において、大きな感謝として残ります。今日のことを忘れずに勉学に精進して未来の為に頑張っていただきたい」との言葉がありました。
森屋会長より駒澤会の紹介があり、学生達への祝辞が述べられ、奨学金決定通知書が手渡されました。
授与された学生達も「感謝の心で一杯です。努力して頑張ってよかったと思います。」「必ず将来役に立つよう努力します。」との感想を述べてくれました。

平成24年度 奨学金受給生の言葉

文学部地理学科 地域文化研究専攻 4年 清田 朋子

 この度は駒澤会奨学生に選んでいただき、誠にありがとうございます。私の日々の努力を高く評価していただきましたことを、大変光栄に思います。
私は何事にも誠実に取り組むという信条を胸に、大学生活を送ってきました。学業においても部活動においても、真剣に取り組むことが私にとっては当たり前のことでした。学業においては一つ一つの授業に一切手を抜かず取り組んだほか、課外ゼミ「北タイゼミ」の代表として研究活動を主導してきました。
部活動でも、合唱団の会計として団の運営を支え、充実した大学生活を送ることができたと思っています。ロンドン五輪にて体操男子個人総合金メダルを獲得した内村航平選手は、金メダルについて「自分が自分であることの証明」と語っていましたが、私にとっては、奨学生に選ばれたことで、何事にも誠実に取り組む自分自身を証明することができたのです。
5月末に第一志望先より内々定を得ることができ、現在は集中して卒業論文に取り組んでいるところです。支給していただいた奨学金は卒業論文執筆のためのフィールドワークの費用に充てようと考えています。
私の在籍する地理学科ではフィールドワークを重視しており、私自身この4年間で多くの現地調査を経て知識と見聞を深めてきました。私の研究テーマは「農家民宿にみる都市‐農村交流と地域活性化」であり、自らが農家民宿に宿泊して民宿経営者から深く話を聞いたり、農家の取り組みを体験したりしながら卒業論文の構想を固めていきたいと考えていますが、それには多くの費用が必要となります。奨学金を支給していただいたことで、納得のいくまでフィールドワークを実施することが可能となり、心より感謝しております。
質の高い卒業論文を執筆できるよう努め、最後まで学業にも部活動にも手を抜かず、残りの学生生活も自分らしく誠実に頑張って参ります。

医療健康科学部 診療放射線技術科学科 3年 守屋 駿佑

 この度は駒澤会奨学生に採用していただきまして、誠にありがとうございます。また同時にこのような評価が得られたことを大変光栄に思います。
私は医療健康科学部に属しています。学校生活は想像以上に忙しく、実験レポートの作成やテスト勉強などがあると学ぶことの楽しさもありますが、さすがにつらいと感じるときもあります。
しかし、このような環境が私を変え、現在のように駒澤会奨学生に採用されるまでに成長させたのではないかとも思います。周りには、向学心を持った友人や先輩方がいるため、常に高い目標を持つことができます。今年の春休みには海外の学会や病院見学をするきっかけを先生方につくっていただきました。さらに昨年には目標にしていた第一種放射線取扱主任者の試験合格も達成することができました。
当然、こういった貴重な経験をするのにもお金は必要であり、さらには他の学部と比べても授業料も高いため、両親への負担も心配でした。アルバイトをして少しでもその負担を減らそうにも、医療人を目指すだけあって、学校生活は多忙でその余裕はないため、今回採用という結果を受けてとても感謝しています。奨学金を受給することができたおかげで今まで以上に勉学に専念でき、様々なことに挑戦するチャンスをもらえました。
今後も、将来に向けてこの素晴らしい環境のなかで、今以上に勉学に励み貴重な経験ができたらと思います。また、たくさんの方に感謝の気持ちを忘れずに、駒澤会奨学生であるという自覚を持って努力を続けていきたいと思います。

文学部社会学科 社会福祉学専攻 2年 榊 理恵

 この度は、駒澤会奨学生に選んでいただき誠にありがとうございます。昨年度の私の取り組みをこのようなかたちで評価していただき、大変光栄に思うとともに感謝しております。
私の両親は共働きで一生懸命働いてくれておりますが、この不況のため家計は大変苦しいのが現状です。その中でも私を進学させてくれました。感謝の気持ちとともに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私は、社会福祉士の国家資格をとりたいという目標を持ちこの駒澤大学に入学しました。
この目標を達成するためにも大学生活は勉学に励みたいと考えており、現在アルバイトを行っておりますが、勉強に差し支えない程度となっています。通学時間も2時間かかってしまうため、アルバイトと勉強の両立は大変難しいものです。1年生のときは単位数も多く、予習や復習、課題に追われ余裕がありませんでした。
しかし、自分のやりたいことを学ばせていただいていることを嬉しく感じ、とても充実した日々を過ごしています。勉強をしていく中で、社会福祉士という仕事の難しさを感じ、まだまだ学ぶべきことがたくさんあると感じています。これからは興味のあったゼミや実習などが始まりますが、ボランティアなど、多くのことに積極的に挑戦し、自己の変革にも努めていきたいと考えています。
今回、駒澤会の奨学生として採用していただき心より感謝しております。自分の取り組んできたことに自信を感じることができました。奨学生に選ばれたという自覚を持ち、大学生活に悔いを残さぬよう、これからもより一層勉学に力をそそいで努力していきたいと思います。

平成24年度 駒澤会奨学金支給状況

総額500万円、一人年額20万円、25人に支給
支給:平成24年7月

目的:学業奨励
対象学生:学部2年生以上
奨学金授与式:平成24年7月18日16:20~17:00
本部棟5階にて奨学金授与式が執り行われました。

出席者

北小路課長、石田係長
駒澤会:森屋会長、田中副会長、三崎副会長

森屋会長より駒澤会のあゆみが紹介され、学生への励ましの言葉が述べられました。「駒澤会は昭和46年10月に発足し、奨学金の制度を確立しました。昨年は創立40周年を迎え、今年度は累計で1,010名の学生に奨学金を授与することができました。これからは心の時代、人にどれだけやさしくできるか。奨学金は有意義に使い、りっぱな社会人となり社会貢献をしていただきたいと願っています。本日はおめでとうございます。」(一部抜粋)

その後、森屋会長より一人一人の名前が呼ばれ、奨学金決定通知書が手渡されました。

平成23年度 駒澤会奨学金受給生の言葉

経営学部市場戦略学科 4年 湯浅 宏仁

 この度は、駒澤大学駒澤会の奨学生として選んでいただき誠にありがとうございます。
大変光栄に存じます。
 実は私は大学に2度通っています。現役で徳島大学の栄養学科に入学し卒業したのち、3年次編入として駒澤大学に入学し今に至っています。また、その間には1年のブランクがあり、今年で25歳になります。
 そのため、普通の大学生とは違う視点で大学という場所を見ることができました。今回はその中で得た気づきや将来に対する思いを中心にお話して行きます。
 気づきといってもありきたりですが、大学とは自由を手にするために入る場所ではないかということです。
 これは1年のブランク期間に10時~22時まで飲食店で働いていたからわかるのですが、社会人になってしまうとしなければならないこと(must)に追われてしまいます。意識しなければ自分の時間というものを取ることができません。しかし、大学では卒業することも含めてしたいこと(want)の中からできること(can)を選ぶ自由が与えられます。極端な話、良し悪しは置いておいて、朝起きて海を見にふらっと出掛けることもできます。
もちろん、自由に好き勝手やればよいということをお話しする気は毛頭ありません。大事なのはその選べる中で自分が何を選択するかです。この何を選択するということが非常に大切であると感じています。
 これはつまり、お金と時間の使いみちに置き換えられます。
 その事に関しては様々な価値観があると思いますが、私は最終的に自分自身への投資に使うという結論に至りました。自己投資と言うと、株などを思い浮かべ固いイメージを抱きがちですが、簡単に言えば未来のなりたい自分に近づくための出費というところでしょうか。ですので、まずは将来の明確なイメージを確立させることが肝要です。私はビジネスパーソンとして成功したかったので、奨学金の大部分を自分の能力開発をテーマにセミナーへ投資しました。他の候補として、デキル人に見られるためのパワースーツ、パワーシューズ、パワーシャツなど様々なものがありました。しかし、長期的に見たときに大きいリターンを得られると確信してセミナーに出資することを決意しました。そのセミナーで得られた学びは大きく、何にも変えがたい有意義な時間を過ごすことができました。これも自由な中で自己投資という選択を選んだ結果です。
 以上のように私は、将来の目的や目標を具体的に設定し逆算し現在自分何をすべきときなのかを常に選択しながら精進して行くことを奨学生として誓います。

経済学部現代応用経済学科 3年 藤井 恵

 この度は、駒澤会の奨学生として採用していただきありがとうございます。
 さて、私はあるひとつの信条を胸に毎日を生活しています。それは、「幸せでいる」ことです。「幸せ」を意識して生活することはとても簡単なことですが、案外忘れがちであるのではないかと思います。
 しかし、人間の行動とは本来幸福になるための行動であったのではないでしょうか。だからこそ、それを意識して生活することは大切なのではないかと思うのです。実際「幸せ」を意識して生活することにより得る効用は大きいと私自身感じます。今日よりも明日を幸せにしたいと考えるため、毎日精一杯の努力をすることができるのです。それは趣味に対してだけでなく、勉学やアルバイトなど広範のことに対して言うことができます。
すると、すべてのことにやりがいをもって取り組むことができ、更なる向上を目指していくようになるのです。
 確かに毎日が毎日幸せでは居られませんが、その時はその理由を探るため自分を省みることができます。
 このことは、きっと明日への糧になるでしょう。だからこそ私は、「幸せでいる」ように心掛けますし、それにより実際に毎日が幸せであるとも感じています。
 ここで私が考えるのは、「情けは人の為ならず」の言葉同様に、すべてのことは回り回って自分に帰ってくるということです。情けに限らず、趣味の追求や勉学への努力に関しても同じだと思います。だからこそ、幸せだと思えるほど充実した1日を過ごすために全身全霊をかけることが必要なのです。これは一見、自己中心的な考えに思えるかもしれませんが、寧ろ心が健康だからこそ周囲へ感謝の気持ちが持てるのではないでしょうか。実際、私が今こうして駒澤大学の一学生で居られるのも毎日汗水垂らして一生懸命働いてくれている両親のおかげであり、それについては頭も上がらないほどに感謝しています。そんな両親に少しでも負担をかけないようにしたいと常々思っていましたが、往復4時間以上の通学時間を考えるとこれ以上アルバイトを増やすことも難しく、結局感謝の気持ちから本業である勉学だけは怠ることのないように努力しました。その結果、このような形で評価していただけたのです。私だけではなく、両親もこのことを大変喜んでくれました。これも、すべては「幸せ」を意識した結果だと思います。
 今後は奨学生とし、駒澤会の皆様への感謝も忘れず、精一杯努力していきます。

グローバルメディアスタディーズ学部グローバルメディア学科 2年 金澤 碧依

 この度は、多くの学生の中から駒澤会奨学金支給生に選んでいただき、誠にありがとうございます。
 大変光栄に思うと同時に、感謝しております。
 私は、中学から本格的に始まった「英語」の授業を受ける中で、日本語の持っていない、"世界中の人々とコミュニケーションがとれる"という英語の魅力に魅せられ、もっと英語を勉強したいと考えるようになりました。
 高校では、もちろん英語の勉強に力を入れると共に、英語愛好会にも所属し、地域の子供たちにその魅力を伝えるだけでなく、学校を訪問された外国の学生のお世話をするボランティアなどにも積極的に参加しました。
 多くの英語と触れ合う中で、大学に進学しても、英語を中心的に勉強してみたいと考えるようになりました。
 そして、駒澤大学に入り、自分なりではありますが、一生懸命に学んだ結果として奨学生に選ばれ、この夏、それまで漠然と考えていた語学留学をアメリカで行うことができました。留学中は、本場の英語を勉強し、また常に触れていることで、英語力を高めることができただけでなく、今の自分の実力とより世界を知ることができました。さらに、自分の考えの甘さをも知ることができ、今後の目標も見つけることができたように思います。
また、留学中は、滞在していた地域以外の様々な地域に小旅行にも行き、その土地土地の世界の人々の温かさにも触れることができました。この経験から、グローバル化の進む社会の中で外国の人々と互いに助け合いながら生きていくためには、自分の考えを自ら伝えることが大切であるという、日本人以外の国の人々とコミュニケーションをとることの重要性も見つけることができました。
 今回の経験を活かしつつ、今後も英語を使い続けていきたいと考えているので、英語力を高められるように、さらに勉学に力を入れていきたいと思っています。そして、様々なことにも積極的にチャレンジすることで、自分自身を向上させていきたいと思います。

平成23年度 駒澤会奨学金支給状況

総額500万円、一人年額20万円、25人に支給
支給:平成23年7月

目的:学業奨励
対象学生:学部2年生以上
奨学金授与式:平成23年7月20日16:20~17:00
9号館教場にて奨学金授与式が執り行われました。

出席者

石井学長、北小路課長、石田係長
駒澤会:井上会長、赤堀副会長、田中副会長、森屋副会長

石井学長より、駒澤会とはどのような団体であるのか紹介、説明があり、この奨学金は皆さんの将来において、大きな感謝として残ります。
今日のことを忘れずに勉学に精進して未来の為に頑張っていただきたい。
夏休みが近いが遊んで奨学金を使い切らないように。

井上会長より、駒澤会の生い立ちや、今年で40周年を迎える事、奨学金受給者も今年で980名になったことなどが説明がありました。

その後、井上会長より、奨学金受給学生一人一人に受給証が手渡されました。
この中の学生、3名には「受給学生の言葉」をお願いしましたので、駒澤会40周年記念誌(平成23年12月発行)で紹介したいと思います。

平成22年度 奨学金受給生の言葉

仏教学部禅学科 3年 武井 慎悟

 此度は駒澤会奨学生に選んでいただき感謝しております。また同時に大変光栄に思います。
 私は仏教学部に属しております。これは実家が曹洞宗の寺であることに起因するのですが、駒澤大学に入学する際に自分の中で「家が寺だから選んだ」という、なにやら受身でネガティブなイメージが付き纏いました。もちろん、幼き頃より将来は僧侶になるのだと漠然と思ってきましたので、決して悪い進路の選び方ではないのですが、なんとなくレールの上を走っているような気持ちになっていたのも事実です。
 しかし、入学してみると考え方が少し変わりました。それは、大学という場所が良くも悪くも自由であるということに気付いたからでした。私は思いました。「自分の敷くレール次第で育つか腐るかが決まる。」と。そう思った時、学生として学問に邁進しようと心に決めました。1年次のころから学問に関してストイックに取り組んできた結果として奨学生に選ばれたということは、自分の中で大きな自信に繋がりました。
 また、私は体育会合気道部に所属しており、今期から主将を任されております。部活を中心的に動かし、後輩を指導する立場におります。さらに、今年は合気道部創立50周年の素晴らしき節目の年であります。50周年記念の式典準備など中々経験できない貴重な体験をさせていただいております。部活では、活動のために資金が必要な場合が多々あり、それに奨学金を充てられるのは非常に助かります。
 これからも、たくさんのことにチャレンジし、多くを吸収して、全身全霊で学生生活を全うしていきたいと思います。

文学部歴史学科 4年 森谷 有美子

 この度は駒澤会の奨学生として採用していただき、ありがとうございました。大変光栄に思います。
 私の家は母子家庭で、母が苦しい家計の中から私のために高額な学費を毎年払ってくれていると思うと、学費納入の時期になる度に申し訳ないという気持ちでいっぱいになっていました。
 さらに、大学進学前には一年浪人もさせてもらっていることを考えると、その気持ちはより大きなものになりました。アルバイトをして学費を払うこともできたかもしれませんが、やっとの思いで手に入れた大学生活だったので、アルバイトに必死になって形だけの卒業ということにはしたくありませんでした。それは母も望んでいないことだと思ったので、アルバイトは勉強に差し支えない程度にし、けれども学費以外の面で面倒はかけないように心掛けました。その後、駒澤会の奨学金のことを知り、これなら勉強にも集中できるし、もし奨学生として採用されれば学費の足しにもなると思い、勉強に励むことにしました。教員免許を取得することが大学生活での目標の一つでもあったので、授業数は教職課程を取っていない学生に比べて大変多く、授業についていくだけでも必死でしたが、決して勉強には手を抜かないよう努力しました。
 この度、駒澤会の奨学生として採用していただけたことで、母も大変喜んでくれましたし、これまでの努力が報われたようで、本当にうれしく思うとともに、駒澤会の皆様には心から感謝しております。駒澤会の奨学生に選ばれたという自覚を持って、最後まで勉強には手を抜かずに良い卒業論文を書き上げるよう努力し、残り僅かになった大学生活で悔いを残さぬよう、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

経営学部市場戦略学科 2年 藤本 桃子

 この度は、駒澤会奨学生に選んでいただき誠にありがとうございます。昨年度の私の勉学の取り組みをこのような形で評価して頂きましたこと、大変光栄に思うと共に喜ばしくも思っております。
 私の家は自営業を営んでおり、私が高校3年生の時のリーマンショック以降の経済不況により多大な影響を受けた職種です。家計が苦しい中、それでも進学をさせてくれた家族には普段口にはしませんがいつも感謝しています。また今年度は兄弟の大学進学もあるので、今回奨学金をいただきましたこと、家族共々感謝しております。
 常日頃、学費以外で私にかかる費用は全て自分のバイト代から出費しているので、バイトと勉強の両立は私の大学生活において必要不可欠な課題です。ですが現在の状況を苦に思ったことはなく、むしろ良い経験ができているとおもっています。なぜなら、同時期に様々な物事を順序立てて処理する能力を養うことができ、それは社会人になってからも必要なことだと思うからです。
 人それぞれ多種多様な大学生活の価値観があると思いますが、私はやはり勉学の場だと考えています。2年生になってから、以前から興味のあったことに関するゼミの活動も始まりとても充実した日々を過ごしています。今回頂きました奨学金は全額授業料に充てることとなりました。
 人生は勉強の日々の積み重ねです。この度の事に満足する事なく、将来の夢に向けて今後も向上心を持った大学生活を送りたいと思います。

平成22年度 駒澤会奨学金支給状況

総額500万円、一人年額20万円、25人に支給
支給:平成22年7月

目的:学業奨励
対象学生:学部2年生以上
奨学金授与式:平成22年7月22日12:20~13:00
本部棟5階にて奨学金授与式が執り行われました。

出席者

石井学長、北小路課長、石田係長
駒澤会:井上会長、赤堀副会長、森屋副会長

石井学長より、駒澤会とはどのような団体であるのか紹介、説明があり、奨学金を夏休みに使ってしまうのではなく、有効活用して勉学に励んでいただきたいとお話がありました。
その後、井上会長より、駒澤会の生い立ちや、奨学金受給者も今年で960名になったことなどが説明がありました。
その後、井上会長より、奨学金受給学生一人一人に受給証が手渡されました。
この中の学生、3名には「受給学生の言葉」をお願いしましたので、駒澤会だより15号(平成22年12月20日発行)で紹介したいと思います。

平成21年度 駒澤会奨学金支給状況

総額500万円、一人年額20万円、25人に支給
支給:平成21年7月

目的:学業奨励
対象学生:学部2年生以上
奨学金授与式:平成21年7月21日12:20~13:00
本部棟5階にて奨学金授与式が執り行われました。

出席者

東條光雅学生部長、北小路課長、石田係長
駒澤会:磯田会長、井上副会長、赤堀副会長

東條学生部長より、駒澤会とはどのような団体であるのか紹介、説明がありました。
その後、奨学金受給学生一人一人に受給証が手渡されました。
この中の学生、3名には「受給学生の言葉」をお願いしましたので、駒澤会だより13号(平成21年12月中旬発行予定)で紹介したいと思います。

平成21年度 奨学金受給生の言葉

経営学科 2年 綿引 香織

 この度は、駒澤会の奨学生25名の中に選んで頂きありがとうございます。その喜びを感じるとともに大変光栄に思っております。
 私は両親が苦しい家計の中で自分のためを思って高額な学費を払ってくれていると思うと授業ではひとつでも多くのことを吸収し、将来恩返ししなければならないと思い日々勉学に励んでいます。学費以外ではなるべく両親に負担をかけないようアルバイトもしており、一度しかない大学生活をより有意義なものにしたいという思いからサークルやゼミにも所属しています。そんな忙しい日々の中で奨学生に選ばれたことは両親にも大変喜ばれましたし、私にとっても大きな自信となりました。また、奨学金を頂いたことが様々なことにチャレンジする原動力にもなり、この夏は議員インターンシップというものに参加しました。政治への関心が高まり一人の国民としての視野も広がったとともに社会経験も積むことができました。改めて浮き彫りになった自分の弱点をはじめ、ここで得たことを意識して今後の学生生活を過ごし、将来に活かしていきたいと思っています。さらに、議員さんが市民のために昼夜を問わず日々一生懸命に活動している姿をみて、自分ももっと頑張ってみようと刺激を受けました。
 学生にとって多くのことにチャレンジするには時間的、経済的余裕が必要となります。駒澤会は長年にわたり活動されてきたとのことでこれからもその温かい思いを反映させ、より多くの直向きに頑張っている学生のためにご支援をいただけたらと思います。そして私は、本当に多くの方のご支援により勉学に打ち込めると思うと身が引き締まる思いです。この駒澤会奨学生に選ばれたという感謝の気持ちを忘れずにその自覚を持って自身と誇りを胸に日々頑張っていきたいと思っています。本当にありがとうございました。

医療健康科学部 2年 小菅 正嗣

 この度は、駒澤会奨学生に選んで頂き、ありがとうございます。大変光栄に思うとともに、感謝しております。
 私は、診療放射線技術科学科に属しており、他の学科と比べ授業料が非常に高いため、家計への負担がとても心配でした。アルバイトをして少しでも親への負担をなくそうにも、学校が忙しく、あまりアルバイトをする暇がないという状況でした。そこで、駒澤会奨学金をホームページで知り、応募した結果、採用が決まり、とても嬉しかったです。今、私は第1種放射線取扱主任者の資格を取ろうと思っており、来年の資格試験に向けての勉強を少しずつ始めています。しかし、学校での実験のレポート作成やテスト勉強をしながら放射線取扱主任者の勉強をすることはなかなか難しいものです。さらにアルバイトもしなくてはならないため、レポートとテストが重なっている時は正直つらいと感じてしまいます。このような状況の中、今回の駒澤会奨学金を受給することができたおかげでアルバイトの時間を少なくすることが可能となり、その分勉強時間を増やすことができました。心から駒澤会奨学金に感謝しております。
 将来は、まだ細かいことは決めておりませんが、放射線技師として病院に勤めるつもりです。そのためには、まず国家試験に合格しなければなりません。また、医療従事者として人の命に関わる仕事をするため、医療従事者としての責任や人格も必要となっていきます。私は、放射線技師とは大変やりがいのある仕事だろうと思っております。これから学ばなければならないことは山ほどありますが、夢に向かって日々勉学に励むとともに人としてもっと成長していこうと思います。

現代応用経済学科2年 阿地 俊寛

 この度は駒澤会の奨学生に選んでいただき有難く思います。大変光栄です。
 私は昔から、写真やWEBデザインに興味があり、漠然と広告・出版関係などの職に就きたいと考えていました。大学に入学した当初は、写真やデザインの技術習得に力をいれて、学内外問わず写真やデザインのサークルに入り様々な活動をして、成績の方はあまり気にせず学業よりもこうした活動に重点を置こうと思っていました。
 しかし、学業にも手を抜かないようにと考えを改めさせられる機会がありました。それは、デザイン関連の雑誌を読んでいたときに、売れるデザインについて書かれていたページを見つけたときのことです。そこにはデザイン関連業界における仕事についての現状が書かれていて、コストをふまえた上でのデザイン、競争優位を得るための手段としてのデザインなど、経済・経営に関係するようなキーワードがありました。そこで、経済・経営について学ぶことによって自分の考えの幅を広げられるのではないかと考えました。また、ちょうどその頃、駒澤会の奨学金について偶然知り得たのでこれを目標に努力してみようと思いました。
 そして、実際に奨学生に選ばれるとは思っていなかったので選ばれたときは本当に嬉しかったです。デザイン関連で用いる非常に高価なソフトウエアやそれについての書籍を奨学金で買うことができました。また、将来的には専門学校で行われている講座を受けるときや、DTP検定などの資格を取ることに奨学金を充てようと考えています。
 現在、私は写真部に所属していて、そこではソフトウエアを用いて写真部の広告をつくったり、自分の撮った写真をパソコンに取り込んで、自分の思ったとおりの色調に加工して作品を仕上げ写真展に出したりしています。また、私の所属している百田ゼミでは、経済学部60周年を迎えるにあたり記念グッズの制作を担当することになり、私はそのデザインに携わることができました。これも、デザインをつくるソフトウエアがなければその活動に携わることはなかったと思います。今後も、様々な活動に対して積極的に取り組み、大学生活を充実したものにしていきたいと思います。