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人文科学研究科 地理学専攻

概要と特色

地理学専攻は、修士課程が昭和41年4月に、博士後期課程が昭和43年4月に設置され、45年以上の歴史があります。教員スタッフは、現在、修士課程が専任11名、非常勤講師2名、博士後期課程が専任11名で、教員の専門分野は自然地理学・人文地理学・地誌学など地理学の幅広い領域にまたがっています。この他、法政大学・明治大学・専修大学・国士舘大学・日本大学の各大学院の地理学専攻との間で単位互換制度を設けており、他大学院の専門研究者の授業も履修できるようになっています。大学院生は、専任教員の指導のもとに修士論文・博士論文の作成に取り組みますが、地理学専攻としても修士論文構想発表会、修士論文中間発表会、修士論文発表会などを行い、教員スタッフ全員で大学院生の研究をサポートする体制をとっています。

大学院生は「地理学研究会」を組織して、地理学専攻と共催で研究発表会を開き、『地理学研究』を毎年発行しています。全国規模の学会でも研究発表を行い、研究活動は活発です。地理学専攻では、教員と大学院生の関係が非常に密接で、たとえば、共同で運営している「地理学談話会」は、年数回、両者が研究成果を発表しあい、和気あいあいのコミュニケーションの場となっています。また、大学院生の多くは、学部の地理学専門科目の授業(実習や野外調査など)にティーチングアシスタントとして参加しており、教育指導の能力を高める良い機会にもなっています。地理学専攻の大学院生とOBは、「紫竹学林会」という組織を作っています。年1回の総会は、OBから多くの就職情報や種々のノウハウなどを収集できる貴重な機会になっています。大学院修了後は、かつては教員になる者が多くいましたが、現在では地理学の専門を生かして、公務員や民間企業へ就職するケースも増え、さまざまです。

人材養成目的

修士課程

地理学専攻は、学部等の教育を基礎として高度な専門的教育を行い、大学・研究機関の研究者、豊富な専門知識を必要とする教員・専門職従事者を養成することを目的とします。

博士後期課程

地理学専攻は、大学院修士課程修了者、あるいはそれと同等の能力があると認められる者に対して研究指導を行い、地理学のより高度な専門知識、調査・研究能力を身につけた研究者・専門職従事者を養成することを目的とします。

入学者受入方針

修士課程

地理学専攻修士課程では、地域に関わる諸分野に関心を持ち、地域の本質やメカニズム、地域に内在する諸問題を究明するために、主体的に総合的かつ専門的学術研究を積極的に行うと同時に、目的意識を持って社会貢献できる、教員を含む専門職や研究職を目指す情熱を持った入学者を求めます。
こうした理解を持った受験生を適正かつ公正に選抜するため、一般入学試験(学内推薦入学試験を含む)と社会人特別入学試験により入学者選抜を行っています。

詳細については、こちらをご参照ください。

博士後期課程

地理学専攻博士後期課程では、地域文化や地域環境に関する専門分野の学術的研究を、地球的視野に立ってみずから積極的に行い、高度な分析力や問題処理能力を身につけ、常に社会に対する問題意識を持って発言し、社会貢献を目指すとともに、高度な専門職または研究者を目指す入学者を求めます。
こうした理解を持った受験生を適正かつ公正に選抜するため、一般入学試験により多面的・総合的な視点で入学者選抜を行います。

詳細については、こちらをご参照ください。

単位互換協定校

法政大学/明治大学/専修大学/国士舘大学/日本大学

指導教員一覧【2024年度入学試験(2月)】

地理学専攻 指導教員一覧(394KB)

担当教員の紹介

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